炭水化物子のありふれた世界

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秘宝のお母様に会った話  

秘宝発見/獲得から、順調に5か月が過ぎようとしていたある日、秘宝のお母様のお誕生日会が開かれることになり、なんと私もお呼ばれした。

秘宝のお母様は飛行機の距離に在住しており、出張でこちらに来ているとの事。

 

言うまでもなく、当方はオンラインストーキング、友人の協力、壮絶努力子とのディスカッション等によりお母様についてはある程度リサーチ済みだった。

 

ちなみに、秘宝一家は、秘宝のスペックが別に普通に聞こえるくらいのエリート一族である。

=例=

母:某米系IT大企業の東南アジアHR統括~インド某大企業HR統括~現インド某トップ教育機関研究員兼フリーコンサル

父:インド某IT大企業役員~現会社経営

叔母:世界銀行勤務

その他大勢

番外編:何故か弟はミュージシャン

 

お母様は当時のインドで勉強しまくり、ガツガツ働き、こんな汚いところでこんなに美しい秘宝を産み育てながら上り詰めた人なので普通のインド人のおばちゃんではないことだけはわかりきっていた。とりあえず可愛いハンカチのプレゼントと、日本の高級お菓子の手土産を持参して緊張しながら会場に向かった。

 

お母様は笑顔で迎えてくれ、終始微笑みを湛えながら秘宝以上にインド訛りの少なく、ついていけなくなりそうになるほど流暢な英語で出張で日本に行ったことがあり扇子を買ったことや和菓子が美味しかったこと、出張で北欧に行ったこと等、主に華々しい出張話をしてくれた。

 

その後、微笑みを絶やすことなく、(インドにしては)美しい英語で下記のような質問をお尋ねになられた。(想定内)

「仕事は何してるの?(⌒∇⌒)」

「社員数は?(⌒∇⌒)」

「社名は?(⌒∇⌒)」

MBAとかやった?(⌒∇⌒)」

「最終学歴は?学校は英語のコース?(⌒∇⌒)」

 

お母様の迷いのない値踏みに若干焦りながら、

MBAどころか学部しか持ってません・・いや、日本では普通なんですよ!日本は修士取る人も少ないし、MBAホルダーなんて全然いないんすよ!」と回答&明るく謎の言い訳までしてしまい、

秘宝が「インドはだれでもMBA持ってるもんね」等とフォローする始末であった。(但しもはや空気)

 

恐らくいろいろとメチャクチャ頑張ってきたのであろうお母様が、息子が突然連れてきた外人出会い系年増女を最大限に警戒する気持ちはインド社会を少し知った身としては想像するだけでも痛いほどわかるため、まったく負の感情は感じなかった。私も、その立場であれば同じことをするだろうと思う。

 

そして、(もはや空気であったとしても)ちょくちょく察して(空気でしかなかったとしても)フォローを頑張ってくれる秘宝に感動していた。間違いないと思った。

 

リッチなお姉さんが、本物の金持ち(ペットで象を飼ってた)かつ本物のエリート(最終学歴某世界大学ランキング1位)インド人との結婚を決めた時の話を思い出していた。

 

「初めておかん見た時、うわっこれ無理かもって思ってん・・・けど、(後省略)」

 

もしお母様に気に入ってもらえなかったり、最悪いじめられたとしても、ここはインドだから大丈夫って思える

↓証拠

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リッチなお姉さんによると、金が一番大事らしいが、本当に説得力がある。ちなみに高級お菓子はリッチなお姉さんがくれた日本土産(流用してすみません)