炭水化物子のありふれた世界

インドでのありふれた日々を発信しています。ツイッター→@tansuikabutsuk0

インド自由恋愛市場解説①

炭水化物子がボーッとしている間に、壮絶努力子はいつも通り一族に搾取される日々を送りつつもいつの間にかまた新しい学位取得をしており、先日それを祝うために本気で自由恋愛市場解説を作ったのでここに日本語訳を載せます。英語版の監修は秘宝がしています。

 

このブログの情報は某30代日本人女性やその友達(外国人女性・インド人エリート層・都会在住・性格が良く安定した彼氏が欲しい)の主観と経験によって構成されているため、インド市場と言っておきながら広すぎるインドを語るには偏っています。過剰にステレオタイプ化している可能性もあります。しかしながら、もしあなたが妙齢の日本人女性で、インドに来て間もないのにもかかわらず魑魅魍魎が跳梁跋扈するインドの都会で早速ティンダーなどをスワイプしまくって絶望したりしている場合等にはこのシリーズがお役に立てるかもしれません。

 

近年のインドの経済成長は恐ろしく早いです。世代間のギャップはいつどこにでもあるものでしょうが、日本人から見るとインドの1世代間のそれは2~3世代位の違いがあります。そして、世代間だけでなく経済状況によって分断されたそれぞれの階級の間も想像を絶する程分断されています。

 

(冬野花さんのブログ「心の暴風警報」の「それがバターだってば」というエピソードにどの位分断されているかが分かりやすく解説されているので是非ググってみてください。)

 

まず、分断された人々をカテゴリー毎に、恋愛の相手として重要になると思われる下記6項目を基準に解説します。

a. リベラル~保守度
b. 育った環境
c. 教育と知能
d. コミュニケーションスキル
e. 性格(彼氏に向いているか)
f. 見た目

このカテゴリーは、あくまでも一般論です。言うまでもなく例外やハイブリッド等もあります。

 

  1. パリピ

a. リベラル~保守度:リベラルすぎて酒・ドラッグ等を絶え間なく摂取
b. 育った環境:裕福であったり、海外経験があるような一家で育っている事が多い
c. 教育と知能:中~高学歴
d. コミュニケーションスキル:フレンドリーですがいつもテンションが高すぎるまたは自分の世界過ぎると感じるかもしれません
e. 性格(彼氏に向いているか):自由すぎる
f. 見た目:かなり良い

イケてるITスタートアップ、WeWork、エンターテインメント業界が主な生息地。顔面偏差値が最優先事項ならここを掘るのが早いです。いつも何かでキマっていがちなので、友達やセ〇レとしては最高ですがパーティー以外では付き合っていると疲れそうです。そしてパリピ君の最大の特徴は一定数いるものの希少価値が高いためか女に困っていない事です。あなたが20代前半ならまだしも、安定していて長続きする彼氏が欲しい、何なら結婚も視野に入れて・・とか言っている場合は付き合うのは避ける事をおすすめします。

 

  1. エリート層:医者、会計士、IIT/IIM/ISB卒、海外学位取得

a. リベラル~保守度:ここは育ちや環境によります。パリピから、嫁は奴隷が常識といった超保守までバリエーション豊かです。
b. 育った環境:中流~裕福な家庭
c. 教育と知能:高学歴、知能も高い
d. コミュニケーションスキル:英語も流暢、一般的に高めですがコミュ障も多い
e. 性格(彼氏に向いているか):ステイタスに破壊されていなければ(信じられないくらい無駄にプライドが高い奴多数)、良い人が多い
f. 見た目:一般的に普通(すみません)~グッドルッキング。グッドルッキングの場合は競争率が跳ね上がります。

殆どの日本人にとってはこのカテゴリーが無難です。というかこれ以外は棘の道です。ちなみに私のスペックは死んでもエリートと呼べるものではありませんが、個人的に付き合いやすいと感じる人は100%このカテゴリーに所属しています。日本人で、仕事でこの層としか関わらない人は揃って「インド人は優秀」という感想を持ちがち。逆に仕事でこの層とは関わらない人は「インド人は生産性が低い」等という感想を持ちがちです。どちらも真実です。

また、矛盾する事を言うようですが同じだけクズもここにいます。何らかの要因とスペックによってプライドが肥大化してしまいどうしようもなくなった人や、社会に揉まれてリベラルっぽくなったと思いきや何かのきっかけでインドパワー全開になり、そうだ、嫁は奴隷だった!と思いだしてしまう普通の人(超保守、独占欲・性欲・承認欲求のお化け、DV率90%)もたくさんいます。

因みに、IITとIIMの50%は「リザベーションシステム(=被差別カースト子弟優先入学枠)」で入学しますが、それでも難易度の高さ故それなりでないと入れませんので気にしなくて良いです。

この層は高等教育を(インド)英語で受けておりほぼネイティブ感覚で使えるので、エンターテインメントも欧米英語圏のものを好む傾向にあり、コミュニケーションに現地語は必須ではありません。この層で現地語を教えようとするような男はむしろ注意した方がいいかもしれません。

また、日本人が騙されがちなのが弁護士という職業です。日本と違ってインドではFランでも法学部を出るだけで弁護士になれるため、読み書きすらヤバい人から西〇あ〇ひに出向するような本物のエリートまで玉石混交のピンキリです。

 

続く

壮絶努力子の墓場コレクション②

壮絶努力子は元彼に未練たらたらであるが、インド人なので社会や一族(超保守)からのプレッシャー(25歳までに結婚できない女は終わり)により何となく婚活中である。

 

婚活と言ってもインドなので一族がせっせとお見合いをセッティングしてくれるのであるが、壮絶努力子は一族がお見合いで連れてくるような普通のインド人男性(超保守、独占欲・性欲・承認欲求のお化け、DV率90%)は普通に無理なので会っても結局断り続けていた。

 

特に壮絶努力子の母はかなりプレッシャーを感じており、毎日朝晩(休日在宅の場合は6回)彼女にいかに婚期を逃しつつあるか説教をし、選り好みしすぎだと怒っていて壮絶努力子は狂いそうな日々を送っている。

 

そんなある日、34歳の医者が候補として現れた。

コメント:「自立していて、自信のある女性を探しています」

姉、母の一次電話面接を好印象で潜り抜けたのち、本人から電話がかかってきた。

 

医「こんにちは、医者です。今お時間いいですか?」

壮「すみません今仕事中なので後でかけ直していいですか?」

医「5分で済みますから」

壮「(心の声:なんで聞いたんだよ)そうですか」

医「結婚したら専業主婦になりたいですか?」

壮「いえ、今の仕事を続けたいです」

医「何で?専業主婦で在宅でもできることはいろいろあるじゃん?」

壮「今忙しいので夜かけ直します(イライラ)」

医「分かりました」

 

といって切った瞬間すぐにまたかかってきた。

 

医「夜って、いつ?何時?」

壮「8時です」

医「8時は無理。10時半じゃないと出られないんですが」

壮「(心の声:なんで聞いたんだよ)10時半は無理です(イライラ)。またほかの機会に電話します(嘘)。」

 

その後すぐ、医者から姉と母に壮絶努力子を気に入った旨の電話連絡があった。一体何を気に入ったのか不明であるが、壮絶努力子は医者に対してキモイ以外の感想は特になかった。

 

姉はまあまあ、一瞬話しただけでしょ、もうちょっと見てみなよ・・と言って(インドなので姉が)2次電話面接をした。

2次面接では医者はなぜか本性を現し、壮絶努力子の肌は白いかどうか、髪の長さ(?)、どんな服を着ているのか、など数々のなんだか気持ち悪い質問を姉にしてきた。

さすがの姉もキモッ(そろそろパンツの色聞いてきそう)・・となってきたため、「本人が興味ないので今回はなかったことに・・」と断ると、なんと医者は「お姉さん何だか幸せじゃなさそうですね?大丈夫ですよ、もし結婚生活に不満があるのだったら私が結婚してあげますよ」という斬新な提案をした。ちなみにこの医者は姉にも会ったことはない。

 

姉は医者からの斬新な提案を断ったが、壮絶努力子、姉、母に毎日毎日、(日本だったら)ストーキング被害で訴えられそうなほどの回数の電話がかかってきた。

 

壮絶努力子と姉は着信拒否をしたが、母は着信拒否のやり方がわからなかったため毎回着信してしまい、イライラ度がMAXになった母はお手伝いさんに頼んで、電話口で「失せろ、このクソ野郎!」と悪態をついてもらった。

 

その後、医者から電話がかかってくることはなかった。

壮絶努力子の墓場コレクション①

パリピ君は、事務所が入居しているビルの受付だった。

 

パリピ君はその名の通りパリピっぽいファッションでグッドルッキング(ランビールカプールから馬を引いた感じ)、腹が出ておらず、皆に愛想がよく、入居ビルの共有スペースでの催し物がある度に誘ってくれたり、フレンドリーだがウザくない、とてもいい奴だった。(炭水化物子はほんのちょっぴりだけウザイ系かもって思っていた)

 

一度壮絶努力子が資格持ちだと知ったパリピ君が、「これわからないんだけどちょっと教えてくれない?」と聞いてきた質問が低レベル過ぎて、「もしかしてすごく知能が低いのかな…?」と一瞬だけ疑問に持ってしまった事が一度だけあったが、こちらは専門なのでそう思ってしまったのかもしれないと反省し、壮絶努力子も好意を持ち始めていた。

 

他愛のない会話から食事に行こうという話になり、仕事帰りに近くのレストランにいった。

 

席について、パリピ君に「お酒は飲むの?」と聞かれ、同僚や一族(超保守は女の飲酒は許さない)に飲酒を隠している壮絶努力子は「パリピ君会社関係ないしパリピだから言っても大丈夫かな?いや、インド人だからとりあえず隠しておくべき?いや、けど付き合う事になったら隠せないよな…」とまだ何も始まっていないのに0.5秒で様々な検討をし、回答する前にパリピ君に「大丈夫だよ!前この店でなんか男性と酒飲んでたの見たよ」と言われてしまった。

 

とりあえず飲酒を隠さなくても良い事が判明し安心して酒を飲み始めたが、パリピ君は本当にパリピの見本のようなパリピで、想像から1ミリも逸脱がない人であったということがわかっただけだった。

 

どのパーティーに行くのかと元カノの姉に嫌われた話と受付の仕事の話、この三つを3周したあと週末たまにサッカーをやっている話が唯一興味を持てそうであったが、とにかくどの話にもオチがなくあまりの面白くなさに狂いそうになり、壮絶努力子は少しでも検討してしまった自分を責めた。

 

本当に1ミリもギャップがないと死ぬほどつまらない人認定してしまうのはなぜだろうか

壮絶努力子の人生④

 

Gはアメリカ本社から来た駐在員だった。なんとなく話し始め、某米ドラマの話で盛り上がった。

 

それだけだったが、数日後二人は外でばったり出会い、食事に行った。

その頃はベジタリアンで超・保守派だった壮絶努力子はアメリカ人のGが注文したものは肉ばかりで何も食べられなくて最低の食事だったとのこと。

 

二人は、いつの間にか恋に落ちていた。

 

インド生まれインド育ち、しがらみにがんじがらめで育った壮絶努力子は、誰かに何でも話せるという経験が初めてだった。

駐在員のGと壮絶努力子は、自然と結婚してアメリカに行くという結論に辿り着こうとしていた。

 

しかし壮絶努力子は、まだ実地研修が終わっていなく、終わっても筆記試験をパスしなければならない。結婚してアメリカに行くということは、アメリカでは働けないという事である。

試験を控えて、本当にそれでいいのか?ここまでの道を考えると、この目標だけは絶対に達成しなければならないし、資格取得した後に専業主婦になるなんて考えられなかった。

 

Gは、自分が養ってあげられるのになぜこんなはした金のために壮絶努力子がこの資格を取りたいのか、理解できなかった。

 

すれ違いが始まり、Gのアメリカ帰任を迎えて、自分の夢を選んだ壮絶努力子は無事に資格取得をして就職をし、働き始めた。

 

就職した会社で、壮絶努力子はあまりに優秀だったため入社半年で昇進することになった。

 

人生は壮絶努力子を裏切らない。

 

昇進が決まった直後の休日、壮絶努力子は引っ越しを自力でやったためぎっくり腰になって働けなくなり、数か月が過ぎて退職せざるを得なくなった。

 

なんとかぎっくり腰は直した壮絶努力子は、死にそうな気持ちで仕事を探し始めた。

 

その時に出会ったのが有資格者を探していた今のボスで、ボスによると

「見た瞬間に決めた」

とのこと。さすが。

 

無事入社し、昇進を経て今に至る。(現在まだ26歳・今週は毎日23時まで残業)

壮絶努力子の人生③

姉の家を出た壮絶努力子は、何とか家賃が払えそうなシェアルームを見つけて引っ越した。

 

壮絶努力子は生活費を捻出するため、米系のコールセンターでバイトを始め、更に勤務時間を深夜まで伸ばしてバイトしまくった。

日曜は引き続きショッピングモールのバイト。

 

この頃、現在持っている某資格取得を目指し始めた。誰かに「医者にならないならこの資格を取れ」とすすめられたのがきっかけなのは間違いないが、誰に言われたのか今でも思い出せないらしい。

 

ところで、大学へ行きつつ働き詰めの壮絶努力子は疲れからの現実逃避欲求からか、ちょっとスピっていた。(疲れるとスピってしまう若い女子あるある)

 

最初タダメシやおやつが出るからというコジキな理由で大学内のイスラム学のスタディグループに出ていた壮絶努力子(ヒンドゥー教徒)はだんだん傾倒していってしまい、お祈りグッズなども揃え、もはやムスリムに改宗しかけていた。

 

某資格取得には複数の筆記試験をパスし、実地研修後さらに筆記試験をパスする必要があるのだが、壮絶努力子は最初の試験に落ちた。試験に落ちたのはこれが生まれて初めてだった壮絶努力子は、目が覚めてムスリムになるのはやめたとの事。

 

壮絶努力子は、コールセンターのバイトを辞めて勉強を始めた。

 

=勉強時間を捻出するかわりに収入が激減した壮絶努力子の当時の食生活=

朝:お供え(のごはんやお菓子)をもらうために早朝ヒンドゥー寺へ参拝

200ml(8ルピー*)の牛乳を購入、500mlの水を混ぜて半分飲む

昼:5ルピーのサモサ

夕:7ルピーの屋台のおやつ

夜:10ルピーの屋台の白ご飯、残りの牛乳(というかもはや牛乳が混ざった水)

週1でビリヤニ(炊き込みご飯みたいなやつ)

*1ルピー:現在1.5円程。

 

良く生きてたなと思う。しかもこの時もお父さんの治療費を送金したりしている。

 

ケチっても貧乏な壮絶努力子は、本が買えないので毎日昼休みに図書館に行ってペンのインクの減りを気にしながら教科書を全メモしていた。

 

激やせして、水疱瘡になり試験用紙を血まみれにしながら大学の試験を受けたり資格試験を受けたりしつつもなんとか女子大を卒業した。

 

卒業後、資格試験に集中するため、小さなテキスタイル店のアシスタントの仕事を見つけて朝5時~出勤まで勉強、仕事から帰宅後、夜11時まで勉強するという生活をしていた。この頃に両親の借金を全額返済した。

 

その後、資格試験の筆記をいくつかパスした壮絶努力子は実地研修先を探して転職、土日はアシスタントやバイトをしまくってなんとか食いつないでいた。(この研修は資格取得に必須で数年やらなければならず、フルタイムなのにメチャクチャ給料が安い)

 

資格のための研修も最終年に差し掛かった頃、某米系IT巨大企業勤務の友達にコーポレートパーティーに呼んでもらい、そこでGと出会った。

 

Gは、その友達の上司だった。

秘宝のお母様に会った話  

秘宝発見/獲得から、順調に5か月が過ぎようとしていたある日、秘宝のお母様のお誕生日会が開かれることになり、なんと私もお呼ばれした。

秘宝のお母様は飛行機の距離に在住しており、出張でこちらに来ているとの事。

 

言うまでもなく、当方はオンラインストーキング、友人の協力、壮絶努力子とのディスカッション等によりお母様についてはある程度リサーチ済みだった。

 

ちなみに、秘宝一家は、秘宝のスペックが別に普通に聞こえるくらいのエリート一族である。

=例=

母:某米系IT大企業の東南アジアHR統括~インド某大企業HR統括~現インド某トップ教育機関研究員兼フリーコンサル

父:インド某IT大企業役員~現会社経営

叔母:世界銀行勤務

その他大勢

番外編:何故か弟はミュージシャン

 

お母様は当時のインドで勉強しまくり、ガツガツ働き、こんな汚いところでこんなに美しい秘宝を産み育てながら上り詰めた人なので普通のインド人のおばちゃんではないことだけはわかりきっていた。とりあえず可愛いハンカチのプレゼントと、日本の高級お菓子の手土産を持参して緊張しながら会場に向かった。

 

お母様は笑顔で迎えてくれ、終始微笑みを湛えながら秘宝以上にインド訛りの少なく、ついていけなくなりそうになるほど流暢な英語で出張で日本に行ったことがあり扇子を買ったことや和菓子が美味しかったこと、出張で北欧に行ったこと等、主に華々しい出張話をしてくれた。

 

その後、微笑みを絶やすことなく、(インドにしては)美しい英語で下記のような質問をお尋ねになられた。(想定内)

「仕事は何してるの?(⌒∇⌒)」

「社員数は?(⌒∇⌒)」

「社名は?(⌒∇⌒)」

MBAとかやった?(⌒∇⌒)」

「最終学歴は?学校は英語のコース?(⌒∇⌒)」

 

お母様の迷いのない値踏みに若干焦りながら、

MBAどころか学部しか持ってません・・いや、日本では普通なんですよ!日本は修士取る人も少ないし、MBAホルダーなんて全然いないんすよ!」と回答&明るく謎の言い訳までしてしまい、

秘宝が「インドはだれでもMBA持ってるもんね」等とフォローする始末であった。(但しもはや空気)

 

恐らくいろいろとメチャクチャ頑張ってきたのであろうお母様が、息子が突然連れてきた外人出会い系年増女を最大限に警戒する気持ちはインド社会を少し知った身としては想像するだけでも痛いほどわかるため、まったく負の感情は感じなかった。私も、その立場であれば同じことをするだろうと思う。

 

そして、(もはや空気であったとしても)ちょくちょく察して(空気でしかなかったとしても)フォローを頑張ってくれる秘宝に感動していた。間違いないと思った。

 

リッチなお姉さんが、本物の金持ち(ペットで象を飼ってた)かつ本物のエリート(最終学歴某世界大学ランキング1位)インド人との結婚を決めた時の話を思い出していた。

 

「初めておかん見た時、うわっこれ無理かもって思ってん・・・けど、(後省略)」

 

もしお母様に気に入ってもらえなかったり、最悪いじめられたとしても、ここはインドだから大丈夫って思える

↓証拠

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リッチなお姉さんによると、金が一番大事らしいが、本当に説得力がある。ちなみに高級お菓子はリッチなお姉さんがくれた日本土産(流用してすみません)

壮絶努力子の人生②

壮絶努力子、17歳。

友人を頼ってバスで某地方都市に来た。

お母さんに電話をして、友人のところにいるから無事であることを伝えた。

 

友人宅へ転がり込み、携帯電話すら持っていなかった壮絶努力子はこれからどうするのか何の計画もなかったがとにかく金がなかったのでとりあえず新聞広告で見つけた、給料週払い1000ルピー(当時1ルピー=2円くらいなので2000円くらい)のアンケート調査の仕事を始めた。

その後、月給8000ルピーの生命保険の営業、保険会社のコールセンターの仕事を見つけ、

友人宅から職場まで交通費をケチるため毎日片道5kmを歩いて通勤した。

 

友人の助けを得てある程度貯金ができた壮絶努力子は、結婚して都会にいる姉を頼って、姉の自宅から3km先の女子大に行くことにした。高校の成績が超絶良かったため、特待生で入学できた。(言うまでもなく徒歩通学)

姉の自宅に転がり込んだ壮絶努力子は心底安心した。

 

お姉ちゃんがいるからもうご飯の心配もしなくていいし、家もある、大学にも行ける・・・!

 

学費を捻出するため、大学に通いながら某大手通信エ〇テルのカスタマーサポートコールセンターと、ショッピングモールのイベント設営会社のバイトを始めた。

<当時の壮絶努力子のスケジュール>

月~土曜は朝8時~3時まで大学の授業、4時にコールセンターに出勤~夜8時半までバイト。

日曜はショッピングモールイベントのバイト。

 

壮絶努力子は、これで人並みの大学生生活が送れると、更に心底安心しかけた。

 

然し、そこは壮絶努力子の人生、そうは問屋が卸さなかった。

 

姉には、インド名物、姉のウザいダンナ(亭主関白:承認欲求強め)がいた。

 

このウザいダンナは、帰宅時間が遅いこと(バイトしてるからどうしようもない)について文句を言ってきたり、若くて頭が良く口の立つ壮絶努力子(ヨメの妹(=格下)に自分の意見という概念があり更に口に出す事が信じられない)にいろいろと口出してくるようになり、よく夫婦喧嘩に巻き込まれるようになった。

 

居づらくなった壮絶努力子は姉の家を出る事にした。